ディズニーキャラが総出演の定番作品

待ちわびる最新作を楽しむため

ゲーム業界、というよりは様々なメーカーでも商標というものを取り付けることで企業のパーソナルカラーを少しでも消費者に身近なものとしたい、そう考えている所もあるだろう。その中でもやはり親しみを込めて長年愛され続けているキャラクターを採用できればと、そのように戦略を企てている所もあるはずだ。ゲームでもそうだ、結局魅力となるものがなければ需要を望むことは出来ないのだが、そうした既存のキャラクターを利用することに対して、世界で最も厳しいと言われているのが『ディズニーシリーズ』だ。アメリカにある創始者『ウォルト・ディズニー』の意思の元、子供達にファンタジーな世界を届けるといった往年の名作シリーズ、何気に商標として扱う際には難しかったりするもの。特に同人といった二次創作に関しては触らぬ神に祟り無しとばかりに、決して触れてはいけない禁門としても定められているほどだ。

そんな何かと厳しい制約を持っていながらも、こちらもスクウェア・エニックスから発売され、様々なディズニーキャラクターが登場するゲームがある。発売すると同時に大ヒットを記録し、今年で遂にシリーズ発売から12年も経過している『キングダムハーツシリーズ』についてだ。今作もゲームをプレイしている人にとって有名なタイトルであり、また登場する世界観にあのディズニーキャラクターが登場するということで、筆者もプレイしているときには不思議な気分になったものだ。またディズニーの他にスクエニの名作でもある『FFシリーズ』ともコラボしており、そのキャラクターたちも本編で活躍しており、その豪華さも相まって話題性としては十分すぎるくらいだった。

そんなキングダムハーツシリーズも待望の新作が期待されている中、改めて本作をプレイしたいと考えているがコレまでに登場した作品がすでに7作品、ハードを超えて発売されている。その全てをプレイし、また所有していないハードも購入してでは少々コストが掛かってしまう。そんな人に嬉しいお知らせとなるのが、2014年10月2日に発売される『KINGDOM HEARTS -HD 2.5 ReMIX-』についてだ。昨年には同シリーズの『HD1.5ReMIX』に続くモノで、シリーズとして2005年に発売されたキングダムハーツⅡから2010年に発売されたキングダムハーツRe:codeまでを収録したものとなっている。こちらをプレイすれば来るべき最新作を迎えてもすぐに始められるようになっている。発売当初からのファンにしてみれば少し縁遠い話かもしれないが、新規ユーザーにしてみればまたとない情報であることは確かだ。

最近のゲームについていけないあなたへ

異色だが、見事にマッチしている

ディズニーといえば世界で有名なアニメの総本山、そう呼んでも過言ではない。日本にも創設されているディズニーランドとディズニーシーの存在は非常に大きく、一度は足を運んでみたい観光地としても名高いくらいだ。そんな名作アニメの中へ他作品が介入するとどのような化学反応が起きるのだろう、そんなことを筆者は初代の無印をプレイしたとき思っていた。その時の感想としては、コレほどまでに世界観にマッチしているのかと、驚くように溶け込んでいるのが印象的だった。主人公こそオリジナルキャラクターとなっているが、その他の登場人物においてはディズニーといえばまずはミッキーとミニー、またプレイヤーと同行するキャラとしてドナルドとグーフィー、そして脇を固めるプルートの存在、さらにピノキオやジミー、はたまら白雪姫といったものから、あまつさえディズニーが開発した実写映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』までも今作では一キャラクターとして扱われているほどだ。コレが意味するところは、ディズニーが完全に提供することを容認する商取引が成立しているということである。

商業としての形としてコレほどのビッグタイトルやキャラクターが登場する作品は早々ないだろう。一見すると移植ではないのかと思うところもあるかもしれないが、その異色さの中に映え渡るようにオリジナルキャラクター達は何を戸惑うこともなく完全に適応しているため、そういった点でも驚きは隠せない。

世界的に大ヒット

元もディズニーオリジナルゲーム作品と呼ばれるものがなかったこともあって、日本であたかも当然のように開発されたキングダムハーツが注目を集めるまでに時間は掛からなかった。しかも主人公は全くのオリジナルで、その主人公がディズニーの世界を冒険するようなストーリー展開となっているところが今作の魅力でもある。誰もがディズニーランドで体験できるような物語に自分を投影して感傷に浸る、この作品では主人公に自分を映してディズニーの世界が楽しむということも出来る。

斬新なゲーム性が受けてキングダムハーツシリーズは日本でももちろんヒットを記録したが、その後インターナショナルミックスとして海外ユーザー向けの本作が製作されると、たちまち海外でも大ヒットとなり、知名度は十分ながらゲームとしても高い評価を受け、世界でも初期作にして600万本売り上げるという大ヒットを記録した。

ゲームは1日1時間だよ

来たるべきⅢに向けて

10月2日に発売される総集編には3時間にも及ぶRe:codeが映像作品として収録されているのも魅力的となっている。全てのシリーズをプレイしているという人でも是非一度は観賞したいものだ。まだ本格的に情報解禁となっていない最新作も気になるところだが、『前夜祭』として称される『KINGDOM HEARTS -HD 2.5 ReMIX-』という作品で改めて世界観の復習をして見てはいかがだろう。

おすすめゲーム